2015年3月28日土曜日

ガス事情


我が家のコンロは途上国で一般的なガスオーブン。毎回マッチで火をつけるやつです。

ガスはこんな感じで備え付けられているのですが、先日ついにボンベが空になりました。
料理途中に消えていく火を見つめる時の切なさったらありません。。


翌朝大家さんにお願いした所、すぐにガス屋さんが交換に来てくれました。

作業時間ものの3分
この小さい11kgサイズで約JM2,500$(≒2,500円)
10ヶ月程使ったので、月換算250円!!安い。

他の国ではガスステーションまで充填に行かなきゃいけなかったりするそうなので、こんな簡単に変えられるとは驚きでした!

2015年3月26日木曜日

1年記念にちょっと語らせて下さい

色々あってまた投稿が滞ってしまいました。"色々"はまたの機会に。


さて!2014年3月25日に日本を出発し、早1年が経過しました。
1日1日は長いようですが、あっという間の1年。
でも振り返るとすごく長かったし、苦しかったなぁとしみじみ。


この1年間、常に「何も出来ていない」と感じ、「もっと働きたい」と思っていました。


私の配属先は実体がなく、"開かずのオフィス"には月1度行くかどうか。
通勤先がないので格好よく言えばノマド。
しかし自分で仕事を作らなければ、本当にやることがありません。
たまのミーティングも夜18時以降の開始が多く、フリーターみたいな生活。
自分に甘い怠け者の私にとっては堕落するのに十分な環境で、
どうにか自分を律するのがキツイです(笑)


なんとか活動のきっかけを掴むために、もがいてもがいて
12月の突撃!訪問でようやく週1回のルーティンジョブをGETしました。


そこで改めて思うのが、
オフィスに自分の席があって、同僚がいて、週5日、9時-17時の活動を
している隊員をとてもうらやましく思ってしまうこと。
やる仕事がなくても着席していないといけないのは辛いとは思いますが
通勤先があって、会話できる相手のいる環境はやっぱりうらやましい。
語学の伸びも全然違うと思うんです。
他人の芝生が青く見えるのは仕方ないですね。


1年経過した今も「これをやった」と胸をはって言える成果は出せていません。


JICAの調整員さんには話しを聞いてもらう度に
「あれもやった、これもやった」「街を変えた女」「仕事が速いから手応えないだけ」
とかポジティブ?なことたくさん言われるのですが、全くピンとこない。
(自慢じゃないよw調整員さんはボランティアをノセるのも仕事ですからね。)

よく言われるけど理想が高すぎるんですかね。


だけど、今手がけているヤギプロジェクトは、正直手応えがあります

1年経ってよーーーやく、少しだけ。

驚くほど丸投げされてる状態ですが、だからこそ自分で進めている実感もすごくある。
視察や問い合わせを繰り返し地道にリレーションも出来てきて、プロポーザルと
見積りも形になってきました。酪農知識ゼロからよく頑張った。

胸をはって報告できるまで、大切に進めていきたいです!


今も活動上手くいっているとは言えないけど、他の隊員と比べてしまったらキリはない。
相変わらずもがいている日々だけど、でも1つ活動が軌道に乗り始めたら、
他にもやりたいこと、出来ることがたくさん見えてきました。
忙しいときほど視野も広がり頭がクリアになりますね。


残り1年でどれだけ形に出来るか楽しみ!頑張るぞー!

2015年3月11日水曜日

歴史的な法改正


ジャマイカでガンジャ(マリファナ)の使用が一部"非犯罪化"されました。


新しい法律では個人目的によるガンジャの少量所持では逮捕されず、罰金刑に軽減されることに。
また、宗教(ラスタファリアン)や医療、治療などの目的による使用は認められるようになりました。


ジャマイカは歴史的にガンジャと密接な関係があり、いままでは非合法ではありながら広く浸透した一種の文化でもあったので、この新法により警察と市民の不必要な衝突を回避する目的もあるようです。


ちなみにこの法改正、レゲエの伝説ボブ・マーリーの誕生日である2月6日に可決しました。
ボブはガンジャを「the healing of a nation (国家を癒すもの)」と称えていたそうです。
偶然なのか、たまたまなのか?ラスタの強い想いが勝利したようです。


2015年3月10日火曜日

と殺見学

*生き物の生死に係わる表現がありますので、ご注意ください。
 
 
 

初めてのと殺見学 


プロジェクトでお世話になっているカレッジは自給自足をしており、月に2度ニワトリを絞めます。
1回に10羽ずつ、1日で約200羽。
朝7時から夕方16時頃までかかるそうです。
 
 
この容器に頭から入れ、飛び出た頭を一気に落とします。 
 

 
 
本当に一瞬、草を刈るような仕草で。
ザクッ、ザクッ、という音が頭から離れませんでした。
 
頭を切っても数分はジタバタ、血を垂らしながら動く姿に生の恐怖すら感じます。
 
 
首元から血がドンドン垂れているのに激しく動き、血が飛び散り、脇には生首が大量にいれられた桶が。正直、目をそらしたいくらい本当に怖かったです。
 
 
動きが鈍くなり血がある程度抜けたら熱湯に入れ、毛を毟ります。
内臓を取り部位ごとに切り分けることには見慣れた鶏肉の姿に。
 
 

いただきます

 
1日に約200羽を絞めますが、それでも自給自足率はカレッジの30%程度。
 
あんなにたくさんいた鶏が、たったの30%
 
いったい島中には何羽の鶏が飼われているのだろう
世界中で1日に何羽食されているのだろう
 
 
改めて食事のありがたみ、生をいただくということを考えさせられました。
 
 
こういう経験からベジタリアンになる方も多いかと思いますが、
私は生に感謝をして美味しくいただくことを選びたいです。
 
 
 
開発途上国の中では発展しているジャマイカなので他の隊員に比べたら遅い経験だったかもしれませんが、 それでも日本のスーパーでキレイにパッケージされているお肉からは想像もつかない、貴重な体験でした。

2015年3月9日月曜日

タフゴングスタジオいろいろ

Tuff Gong Studio
外壁ずらり



Tuff Gong Studio
Tuff Gong Studio
お土産ショップではレコードも売られています


Tuff Gong Studio, Bob Marley, Piano
ボブが使っていたピアノ


Tuff Gong Studio
色んな所にTuffGongマークが


Tuff Gong Studio, Bob Marley, Record
これを"カワイイ"と表現するのは日本人女子だけでしょうか?
超カワイイ!


Tuff Gong Studio, Bob Marley
スタジオの壁にはボブと奥さんのリタが描かれています


Tuff Gong Studio, Bob Marley, Behane Selassie
ラスタ的"戒名"


Tuff Gong Studio
ラスタ的ピースサイン
Power of Trinity/三位一体


Tuff Gong Studio, Bob Marley
Kawaii Again!!!

2015年3月8日日曜日

Tuff Gong Studio Tour / タフゴングスタジオ見学

 レゲエの神様ボブ・マーリーが設立したレーベル"Tuff Gong / タフ・ゴング"のレコーディングスタジオに行ってきました。

カリブ海における一番大きなスタジオでもあり、世界中の名だたるアーティストがレコーディングに訪れるそうです。
Tuff Gong Studio, タフゴングスタジオ


現役のレコーディングスタジオやレコード工場をガイド付きで見学できます。
愉快なガイドは(自称)世界的アーティストのリッキー・チャップリン(Ricky Chaplin)。
分かりやすく丁寧な説明でした!


Tuff Gong Studio Tour, Ricky Chaplin,タフゴングスタジオ見学,リッキーチャップリン
ガイドのRicky Chaplinとボブのレコード
 
実際にボブが使っていたトラックが展示されています。
これに機材を積んで、ライブに出かけていたそう。消防車みたい!


Tuff Gong Studio, Bob Marley, Truck
 
Tuff Gong Studio, Bob Marley, Truck
 
 
レコーディングスタジオの入口です。この先は撮影禁止!
 

Tuff Gong Studio, Bob Marley, Ricky Chaplin
 
中にはボブや家族の写真がたくさん貼られていました。
この日は、なんと録音中。
ティキンジャー(Tiken Jah Fakoly)というアフリカン・レゲエ・ミュージシャンが来ていました!
 
 
レコード工場のプレス機械。
世界で最も売れているレゲエ・アルバム"Legend"をプレスしたばかりだそうです。

 
 
 
出口には来場者のサインがたくさん。心なしか日本語が多かったような。
私たちもちゃっかりサインしてきました!
 

 

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Tuff Gong Studio
220 Marcus Drive, Kingston
876-381-4272
見学時間:9:30~16:00(毎00分、30分ごとにツアー)/日曜定休
見学料金:US20$+tip
*ジャマイカ国民のみ割引あり、ジャマイカ居住者IDは使えませんでした

中心街のHalf Way Treeから車で10分、タクシーの場合は3mileで下車し徒歩10分程度。

2015年3月7日土曜日

任国外旅行 part2


先日投稿した任国外旅行制度を使い、11月末にアメリカへ行ってきました。
結構前だな。。

旅の目的は心の休養と物資購入(笑)

ジャマイカに来て半年を過ぎ心に疲れが出始めたので、活動に不安はありましたが思い切ってお休みをもらいました。

TimesSquare, NewYork/ タイムズスクエア
都会すぎてドキドキ。。


観光はほとんどせず、会社の同期に再会したり友人に会い日本酒を飲んだり、ひたすら美味しい食事と生活必需品の購入。
普段禁止されているので夜に外を歩けることもとても新鮮で、夢のような時間でした。



しかし一番よかったことは、ジャマイカの良さを再確認できたこと。


アメリカの空港に着いた途端、白人の多さに驚き、ブラックを見つけるとホッとする。
流暢なアメリカ英語が怖く、ジャマイカアクセントが懐かしく。
高層ビルばかりでキョロキョロ。街を歩いても誰も声を掛けてくれない。
当たり前のことだけど冷たく感じました。
早くジャマイカに帰りたい!と思った自分に驚き、ジャマイカ生活に適応している自分を発見!


2年間の活動をより良いものにするためにも、派遣国を外から見る機会は重要だと実感です。



あぁ、、
思い出したら旅行欲が高まってきた。。

2015年3月6日金曜日

Angels Trumpet


Angel, Trumpet



ラッパ状の大きな花を咲かせる熱帯花木、エンジェルズ・トランペット。
その名の通り、天使のラッパにそっくりです!

実は暑さが苦手で高地にしか咲いていないらしい。
本当かな??

Angels Trumpet in Jamaica

Angels Trumpet in Jamaica


2015年3月5日木曜日

ジャマイカ牛乳事情

ジャマイカの牛乳はロングライフミルクが一般的です。
こんな風に常温で棚に並んで売られています。


Jamaica Long Life Milk
これは比較的きれいなスーパーですが、
直射日光や高温な劣悪環境に置かれていることもあります


先日買ったものは、賞味期限が2015年12月
普通の牛乳から比べるとありえない程ロングライフ!


お恥ずかしながらジャマイカに来るまで存在を知りませんでしたが、
ロングライフミルクとは、牛乳を高温で滅菌し透過性のない特別な容器に無菌状態で充填した、常温で長期間保存が可能な牛乳だそうです。
製品により3カ月~1年程の賞味期限があるみたいです。


しかし牛乳が常温で、しかも何か月も放置されているなんて、日本人の感覚だと理解しがたいのではないでしょうか?
少なくとも私は最初ものすごく抵抗があって、腐ってるんじゃないかとビクビク。
保存料ドバドバなんじゃないかとヒヤヒヤ。
今は美味しくいただいていますが、慣れるまでは抵抗がありました。


海外では一般的なようで、特に保存設備が整っていない途上国では多いのでは。
冷蔵車なんか高そうですもんね。


日本ではあまり流通していないようですが、東日本大震災の際、被災地の食事に役立てられたそうです。常温保存可能なので非常時にも助かりますね。


ジャマイカではもちろん冷蔵された牛乳も売っていますが、保存の便利さから今ではロングライフミルクを愛飲してます!



2015年3月4日水曜日

任国外旅行




青年海外協力隊には任国外旅行という制度があります。

これは2年の任期中、1年間に20日間別の国に行ける制度
逆に言うと1年に20日以外は派遣国を出ることは出来ません。

また行ける国にも限りがあり、ジャマイカの場合は以下の6か国、それから日本。
これらの国がパスポートの1ページ目に記載されています。
  • コスタリカ
  • ドミニカ共和国
  • メキシコ
  • パナマ
  • トリニダード・トバゴ
  • アメリカ合衆国(本土、プエルトリコ)

せっかくカリブ海地域にいるので、お隣のキューバ行ってみたかったな。


さらに行ける地域にも制限があり、危険地域は立ち入り禁止。
旅行前に細かい予定を提出したりと、バックパッカーのような自由気ままな旅行はできません。任期中なので当たり前ですね。

ちなみにジャマイカはいくつかの派遣国から入国可能なのですが、犯罪率の高さから現在は入国禁止に指定されています。残念。


2015年3月3日火曜日

牛乳が飲めないジャマイカ人?!


酪農プロジェクトが始まったというのに、こんな情報が入ってきました。

“ジャマイカ人は牛乳が飲めない”

プロジェクトのメインターゲットはホテルなどの観光産業、つまり欧米人が対象ですが、ジャマイカ人が牛乳を飲めないとは困った。。



こちらでお世話になっている大学の先生にきいてみた所、どうやら一部本当。遺伝子的に飲めない人もいるみたいです。
牛乳に含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素を持っていないために、栄養が上手く吸収されずそのまま排泄されてしまう。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする。なので飲まない人も多いとか。


このラクターゼ、赤ちゃんの時は母乳を飲むため全員が持っている酵素ですが、成長とともに減っていくそう。
人種的に、ネグロイド(黒人)とモンゴロイド(黄色人種)はラクターゼを作る力が弱く、牛乳でお腹がゴロゴロする人も多いそうです。
コーカソイド(白人)には遺伝子的にほとんどいないと言っていました。


これはアルコールでも同じことですね。


ジャマイカでも上記の理由で、子供の時は牛乳を飲んでいても大人になるにつれて飲まなくなる人がいるそうです。
とはいえ一度に大量に飲まなければOKなので、酪農プロジェクトも一安心!


難しい単語ばかりでたくさん聞き返しましたが、理解出来た自分をほめてあげたいです(笑)
(なんだか私、いつも自分で自分を褒めてますね。末っ子気質。。)

2015年3月2日月曜日