2016年2月15日月曜日

ベーコン?ビール缶?ジャマイカ英語を考察してみた

https://www.youtube.com/watch?v=Wz-1WdwcwrQ





まずはこちらの動画




ジャマイカ人がトリニダード・トバコ人に運転試験をしているという設定の動画なのですが、何を喋っているか分かりますか?


左側の男性がジャマイカ人。彼は半分パトワ語、半分ジャマイカ英語で喋っています。


ジャマイカへ来る前に姉から教えてもらった動画で、その時は何喋っているか全く何も分からず呆然とした記憶がありますが、久しぶりに見たら少し自分の成長を感じることができました。


しかし、2年経つ今でもジャマイカ英語には苦労してるのが現状です。



パトワ語ってなに?




そもそもパトワ語というのはジャマイカ人が日常的に使う言語のこと。
ジャマイカ・クレオール語と言われ、英語とアフリカの言語が混ざって出来た言語です。

レゲエの歌詞に出てくることで知られ、ヤーマンやアイリーなど耳にしたことのある方も多いのでは。


一方でジャマイカの公用語は英語であり、実はこれはパトワ語とは異なります。
ジャマイカ英語と呼ばれ英語の方言の一つと捉えられているそう。


文法的には植民地時代に発達したイギリス英語に近いですが、地理的に近く経済や文化の結びつきが強いアメリカ英語の影響も受けており、2つが融合した英語になっています。



英語話者にとってジャマイカ英語は訛りが非常に強いことでも有名。
Bacon(ベーコン)がBeer Can(ビール缶)と同じ発音だというのがよくネタにされてます(笑)




ほんっと同じ発音だから分かんないけど
ジャマイカは缶ビール少ないから大抵ベーコンの話なんじゃないかな(笑)



ジャマイカ英語聞き取りのコツ




ジャマイカ人は生まれた時からパトワ語で育ちますが、幼稚園から英語を学びます。
教育は基本英語(ジャマイカ英語)なので、大抵の人は英語を話せるはずなのです

が、

やっかいなのは「自分は英語を完璧に話せている」と思っている所。


実際にはパトワ語と英語を無意識に混ぜて話す人が多く、これがジャマイカ英語のややこしさに繋がってるのかと。特にコミュニティの住民と話す時は根気よく聞き、英語に置き換えてもらうよう意識しています。



また、海外の暮らしが長かったり教養がありクリアな英語を話すジャマイカ人でもなかなか直らないのがHの発音。


Hを発音しないので"How much"はオウマッチ、"However"はアウエバー。
これがなかなか難しくて、頭では分かっていても瞬時に理解できませんでした。


そしてもう1つ、Ask。
"Ask"(アスク)と書いて"Aks"(アクス)と発音する人がとっても多いです。


他はクリアな英語を話す方でもこの2点は直っていないことが多いので、ジャマイカ英語聞き取りの際には意識すると少しはマシになるかも。



Manは"Mon"と発音される



かくいう私もジャマイカ英語に染まりつつあり。。
先日ジャマイカに来た姉に指摘されたのですが、知らないうちにパトワ語と混ぜて話してるみたいです。これはマズイぞ。




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