先週末、シンプソンミラー首相が2月25日に国政選挙を行うことを発表しました。
http://www.jamaicaobserver.com/news/PORTIA-TO-CALL-ITPrime-Minister-to-announce-date-for-general-election-on-Sunday-----PNP-source-------_49995 |
ジャマイカはかつてギャング抗争のような暴力的な政治対立が続いており、1970年後半の選挙戦では900名を超える犠牲者を出したほど。
レゲエのレジェンド、ボブ・マーリーにより平和的和解が行われましたが、今も全てが平穏な選挙ではないようで、前回の選挙期間にも数名の死者が出たそう。
本来2016年後半に予定されていた選挙が早まり任期中に選挙を体験することになりましたが、怖いような、しかし別のジャマイカを見らるのは楽しみなような。ともかく無事平穏に、ピースフルな選挙であることを祈ります。
ジャマイカの2大政党
現在はPNP(People's National Party/人民国家党)が与党ですが、前政権は現野党のJLP(Jamaica Labour Party/ジャマイカ労働党)。さらにその5年前はPNP。毎回取って取られての熾烈な戦いを繰り広げています。
それぞれの政党にはシンボルとカラーがあり、PNPは太陽とオレンジ、JLPはベルと緑。
各党のサポーターはシンボルカラーの服を着るため、選挙期間中はこれらの色を身に付けるのは避けた方がベターです。間違って政治集会に巻き込まれちゃうからね。
政治集会
選挙期間は各地でマスラリーと呼ばれる政治集会が行われます。
http://www.jamaicaobserver.com/news/PNP-Meeting |
これ、首相が選挙日を発表した日の集会。
首都キングストンのど真ん中が一面オレンジに染まりました。
暴力的なことはなかったようですが、サポーターはクレイジーなほど熱狂的なので写真を見てちょっと恐怖を。間違えて緑の服着て出くわしちゃったらどうなるんだか。
一方でJLPの集会の様子がこちら。今夜のモンテゴベイです。
http://rjrnewsonline.com/local/gunshots-bring-jlp-mass-rally-in-montego-bay-to-abrupt-end |
ですが。この集会の途中で発砲があり、少なくとも4名が撃たれ2名死亡したというニュースが。。
野党党首が演説中に発砲音がし、党首は即時警察に囲まれ演説を中止。集会自体も取りやめになったようです。
真相はまだ分かりませんが、怖すぎる。
活動の弊害
政治を自分の問題として捉えて参加する姿勢は素晴らしいと思いますが、応援する党を堂々とアピールする文化には未だに違和感を覚えます。
かくゆう私の配属先も熱烈な某党サポーターの集まりなので、活動でもかなり苦労がありました。
上司は地域の有名人でもありファンも多くいますが、対立党のサポーターからは良く思われず、敵もたくさん。そのために組織同士で足の引っ張り合いがあったり。私も理不尽に怒鳴られたり、着信拒否されたり。サポーターだと勘違いされたり。
一旦ヒートアップしてしまうと、何言っても無駄で
「私はボランティア」「政治に関してはニュートラルだ」と言っても、上司と活動してる時点でダメみたい。
仕事に私情持ち込むのはプロフェッショナルじゃないですよね。
ジャマイカの嫌な所ナンバーワンかも。
そして、2月末に予定していた大きなイベントも選挙のために流れてしまいました。
最後の大仕事だったのにーーー!!!
私以外にもみんな活動の影響を受けているみたい。
だって選挙日、平日だもん。選挙のおかげでぜーんぶ延期。
日本は確か平日を投票日とすることが法律で禁止されているので違和感ありましたが、まぁ土日は休む日だし仕方ないのかな。
何だかグチっぽくなってしまいましたが、、
ともかくこれ以上の犠牲が出ず無事に選挙が終わることを祈ります!!
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