ラスタのシンボル、第2弾です!
ガンジャ
ガンジャとは、大麻(マリファナ)のこと。
ラスタではサクラメント(神聖なもの)とされ、瞑想のためにこの神の草の力を借りるのです。
呪術的な色の濃いアフリカ土着の宗教が主流だった頃から、ガンジャは薬草として扱われてきました。ラスタの出現以降バビロン(当時の西洋社会や権力)への反抗手段として広まったとも聞きましたが、ここら辺は定かでないのでもうちょっと勉強してからお話しします。
以前はジャマイカでも禁止薬物でしたが今年の2月に法律が変わり、宗教や医療目的の利用は認められるようになりました。
参考:歴史的な法改正
http://ackeeinnajamdung.blogspot.com/2015/03/blog-post_11.html
ちなみにタバコは禁忌。
ガンジャは医療にも使われるし、中毒性もない。むしろ身体に良いと考えられています。
アイタルフード
アイタルと呼ばれるラスタ特有の食文化。
Vital(生命)が語源であり、Freshの意味を持ちます。
アイタルフードとは肉類や添加物を使わずに作った菜食料理のことで、超ナチュラル思考なラスタファリアンの食事スタイル。
体内で腐敗すると考えられるため、基本的に赤肉は食べません。
魚は旧約聖書で大丈夫とされているため食べる人も多くいます。ただ鱗のない魚や12インチ以上の大きな魚は食べないそうです。
ハーブをたくさん使い素材の味を引き出すので、塩も加えません。
人によっては深海から取れた塩を使うこともあるとか。
友人のラスタはまだまだ信仰が浅いらしいのですが、こないだ切実に
"I miss chicken..." てつぶやいてました(笑)
そんなゆる~い信仰のラスタもいますし、鶏肉やヤギは食べる、という人もいるみたいです。
タム&バッジ
タム(tam)とはドレッドの人が髪をまとめるために被る毛編みの帽子のこと。
大抵ラスタカラーの帽子をかぶる人が多いですが、ターバンを巻いているひともいます。
それと、この写真では見づらいのですが、ラスタの神ハイレ・セラシエのバッジを身に付けている人が多いです。
みんなビーズで手作りしていて、ラスタのおっちゃん達めっちゃシャレオツ。
ラスタの言葉
ジャマイカでは英語とアフリカ語を混ぜた方言のような英語、パトワ語が話されているのですが、ラスタの先人たちはこのパトワ語にさらに変化を加え、独特の言葉を創り出しました。
言霊を信じており、ポジティブな信念を反映させて話すのだとか。
たとえばこんな言い方があります。
・ understand → overstand ;underは何かの下を意味するため
・ appreciate → apprecilove ;ate = hate(憎しみ)をloveと言い換える
・ dedication → livication ;dediがdead(死)を連想させる
・ me,you,we→ I and I ;equalty(平等)を表す
最も重要なコンセプトは人称代名詞で、youやmeを"I"に言い換えます。
これは人を呼び方で区別するのではなくお互いの人間性を認識し合うため、人と人とのつながりを表すために使うそう。
You and MeではなくI and Iだから争いは起きません。
以上でラスタのシンボル編はおわり。
書いてみるとガンジャの理解が甘々だなと感じたので、友人でありガンジャ連盟の地域ボスラスタ捕まえて勉強してきます(笑)
長々と続いているラスタ編、最後にラスタの分派についてまとめて終わりたいと思います!
つづく
※この投稿は、ジャマイカでの語学訓練やラスタ村の訪問、現地の方々から学んだ話を元に執筆しています。間違いや解釈の違いがあればぜひ教えてください。
Special Thanks; Arlene, Wendy, Ra-jah
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*更新後にアクセス可能となります。
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