帰国研修員フォローアップ協力として廃棄物処理団体と行っているゴミの減量プロジェクト
9月にはその第1弾としてダンプサイトでゴミの組成調査を行いました。
ゴミの組成調査
その名の通り、どんな種類のゴミがどのくらいあるのか、の調査です。
今回はジャマイカの南地域、北東地域から6つのコミュニティを選定して調査を行いました。
方法はいたってシンプル。
25世帯から集めてきたゴミをズサササーっとあけて
調査結果はこうなった
調査結果がこちら。
グラフはNSWMAの報告書から引用しています。
両地域とも誤差はありますが、大きな割合は似ています。
堆肥化可能ゴミ(生ゴミ)が約55%
次いで紙ゴミ、プラスチックがそれぞれ12~15%
この3種類がゴミの8割を占めている結果に。
家庭ゴミの組成は大きく変動することは少ないので、当初の想定通り、過去に行われた調査に類似した結果となりました。
半分を占める生ゴミ
家庭ごみの大半を占める生ゴミ。
ジャマイカの多くの家庭では残飯を犬のエサにしたり、庭に埋める家庭も少なくないですが、今回はそういったゴミも調査対象として収集しました。
今後は生ゴミの減量のため、堆肥化技術のワークショップを行う予定。
コミュニティでのワークショップ、学校のスクールガーデン向け授業、それぞれ行います。
3割はリサイクル可能
生ゴミに次いで大きな割合を占めるのが紙ごみ、プラスチック。
日本ではリサイクルされている物ですが、ジャマイカではそのままダンプサイトに放置されています。
そこでリサイクルを進めるべく、今回のプロジェクトの中で家庭での分別と分別回収をパイロットコミュニティで行います。
民間のリサイクル企業と連携して行うため、各家庭回収ではなく回収ポイントを設置する予定。
回収ポイントはコミュニティに対して1つを予定しているのですが、どうも個人的には住民がわざわざゴミを持ってくるとは思えません。。
売却した収益はコミュニティの費用として渡すことでモチベートするらしいけど、そんな上手く行くかな。
今月から随時コミュニティや学校での個別プロジェクトが動きだします。
不安が大きいけど、上手くいきますように!
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