2016年1月29日金曜日

任地の学校にプロジェクターを寄付してもらいました Part2



JICAに寄付してもらいましたシリーズ!
参考:任地の学校にパソコンを寄付してもらいました


2校目はこちら


Watt Town All Age School

10月に学校訪問でお世話になったこちらの学校

とっても元気でやる気のある生徒が多く、校長先生も熱意があり協力的で大好きな学校です。



以前校長先生が「プロジェクターがなくて困っている」という話をしていたことから今回の寄付に至りました。




全校生徒の前でセレモニーとデモンストレーション




早速授業で活用する計画を聞き嬉しい限り!!



2016年1月27日水曜日

任地の学校にプロジェクターを寄付してもらいました


JICAに寄付してもらいましたシリーズ!
(参考:任地の学校にパソコンを寄付してもらいました



やー、JICA様々です。

使用していないプロジェクターを3つも寄付して頂きました。





ダメもとで聞いてみたら意外とJICA側も古い備品を持て余していたようなので、ラッキーでした。何でも聞いてみるもんですね。



すんごく古いモデルですが、ちゃんと動くので問題なし!




寄付のやり取りを通して校長先生との仲も深まったし、任地での活動がさらに円滑になったと思います。協力ありがとうございます!!




Muir House Primary and Junior High





1台目の寄付は任地ブラウンズタウンから車で20分、深い山奥にあるMuir House Primary and Junior High School。全校生徒125名の小中学校ですが、今年の9月からは中学生がいなくなるため、小学校だけになってしまいます。


MuirHouseは配属当初から何かとお世話になっているコミュニティなので、役に立てて嬉しい限り。



全校生徒の前でプレゼントセレモニー




その後は各クラスの学級委員長みたいな子たちを集めて簡単なクラフトの授業をしました。
久々の学校訪問、子供は可愛いし楽しいけどやっぱり苦手だなー。


2016年1月23日土曜日

ジャマイカの観光地を比べてみる


ジャマイカには大きく4つの観光地があります。


最大の観光エリアであり毎日多くの観光客が離発着する空港を持つモンテゴベイ

我が任地が誇る、アクティビティがたくさんの自然豊かなオーチョリオス

美しい白砂ビーチと夕焼けが最高、最西端にある町ネグリル

音楽イベントはほとんどここ!レゲエ好きなら外せない、首都キングストン



今回はそれぞれの特徴についてまとめてみました。完全に主観ですのであしからず!


Montego Bay/モンテゴベイ


通称モベイと呼ばれるこの町。国際空港もあり、最も有名で大きな観光地です。


モベイのメインはオールインクルーシブと呼ばれるリゾートホテル。
カリブ海ではとってもメジャーなホテルで、飲食費、アクティビティ費すべてが宿泊費に含まれ、食べ飲み放題遊び放題という夢のようなホテルなんです!

Hyatt Ziva/プールの中のバーも飲み放題


しかしリゾートホテルが多く集まる場所はモベイではなくRose Hallという町。

そう、千葉にある東京ディズニーランド的なブランディングがされています。みなさん騙されてますよ!モベイじゃなくて隣町ですよー!

Rose Hallにはショッピング施設やグレートハウスもありますが、観光する場所はあまりありません。ぜひリゾートでゆっくりして下さい。


Rose Hall Great House



もう1つ観光客の集まるスポットが、Gloucester Avenue。
通称ヒップストリップと呼ばれ、モベイの中心にある通りです。ビーチやお土産屋さん、ジャマ飯レストラン、クラブもあり、常に人で溢れています。


https://snljamaicantours.com/destinations/mo-bay/


ヒップストリップ周辺には一般的なホテルがあるので、オールインクルーシブが必要ない方はこちらがオススメ。

ネグリルやオーチョリオス、ブラックリバーへの日帰りツアーも多くあるので、モベイを拠点に観光すると便利です!



モベイは家から1時間なのでたまーに立寄る街。
大きなスーパーや美味しいレストランもたくさんあるので、助かってます!!




Ocho Rios/オーチョリオス


このブログにもたくさん登場しているオーチョリオス。
地元ではオーチと呼ばれています。


スペイン語で"8つの川"という意味にふさわしく、オーチの魅力はともかく自然を満喫できるアクティビティ!若者や子連れはモベイよりオーチが楽しめるかも。



ジャマイカ1、2を争う有名スポット、ダンズリバーの滝登り




下町ボブスレーでも話題のジャマイカボブスレーが体験できるミスティック・マウンテン

http://www.rainforestadventure.com/jamaica-mystic-mountain/



海の中でイルカと触れ合えるドルフィン・コーブ

http://www.travelchannel.com/destinations/jamaica/articles/kid-friendly-jamaica



他にもホワイトリバーの川遊びやショー・パーク・ガーデン植物園など、Garden Parishと呼ばれる理由が分かるような自然がたっぷりです!


おっと、任地なのでつい贔屓したくなっちゃいますね。。笑



オーチはモベイやキングストンほど大きくなく街自体はこじんまり。
お土産屋さんやレストランも十分ありますが、充実度合いは正直劣ります。でも美味しいお店たくさんあるので、過去のブログ読んでくださいね(笑)




Negril/ネグリル

ジャマイカ最西端の町、ネグリル。


7mileの白砂ビーチが有名です!

http://couples.com/resorts/negril/gallery

他の町にもキレイなビーチはありますが、7マイル(約11km)にも渡るビーチはここだけ!
多くはホテルのビーチなのですが、パブリックビーチもあります。


ネグリルは最西端なので海に沈む夕日がとってもキレイ。

http://www.travelaroundjamaica.com/products/Negril-Sunset-Day-Tour-.html


特にRick's Cafeは"Ten Best Bar in The World"に選ばれたこともあり、夕暮れにはたくさんの人が集まります。目の前のブルーホールには崖から飛び込むこともできますよ!





しかし。
個人的な感想ですが、ネグリルはやることがない!!


マリンアクティビティは充実していますが、オーチのような大型アクティビティは少ないので、ビーチでゆっくりまったりする町という印象です。


私は家の近くにキレイなビーチがあるので滅多に行かないです。
が、家族や友達が遊びに来たら連れていきたい、ミーハー魂がくすぐられる町!



世界一楽しいレゲエマラソン(自称)が開催されるのもココです!





Kingston/キングストン

キングストンは首都機能がメインで、観光地の要素はとっても薄いです。





が、夜の音楽イベントが熱く、レゲエ好きが集まる町!


http://www.rockerssoundstation.co/gallery/kingston-dub-club-guest-performers/



観光地としてはボブマーリー博物館やタフゴングを初めとする音楽スタジオ、少し足を延ばせばブルーマウンテンやUCCコーヒー農園なんかもあります。かつて海賊の住んだポート・ロイヤルも面白い。





博物館や美術館もありますが、あまり期待しないほうが良いかと。



JICAや隊員ドミトリーもキングストンにあるので、月1度ほどは行ってるかなー。
日本食レストランや中華食材店もありお世話になってます!





隊員に人気なのは?


と、メジャーな観光地について書いてみましたが、実はジャマ隊に人気なのはもっとローカルスポット。

観光客に人気な場所よりも、それぞれ自分の任地に近い場所を好きになるのはしょうがないですよね。青年海外協力隊員としては良いこと!


隠れた人気スポットについてはまた後日書くとして。


ジャマイカ旅行、時間のある方にはポート・アントニオブラックリバーの2つもオススメです。
さらに自然豊かで、ジャマイカのローカル感を味わえますよ!




ぜひジャマイカ旅行の参考にしてください!




2016年1月22日金曜日

7人の英雄-Alexander Bustamante-


National Hero6人目はこの方、Sir Alexander Bustamante(アレクサンダー・バスタマンテ)
政治家、労働者の指導者であり、ジャマイカの初代首相です。

長々と続いている英雄シリーズもあと2人。もう少しお付き合いください!





1884年ハノーバー教区に生まれたバスタマンテは、キューバで警察官、ニューヨークの病院で栄養士として働きながら世界を旅し48歳の時にジャマイカに戻ります。

1937年にJWU(Jamaica Worker's Union/労働組合)の会計係に選ばれ、翌年の労働ストライキの際にスポークスマンとして活躍するなど、カリスマ性を発揮していきました。このJWUはBITU(Bustamante Industrial trade Union)と彼の名を冠し現在も残っています。


http://bitujamaica.org/



しかし1940年、彼は反政府活動の疑いで2年間投獄されることに。



解放されたバスタマンテは1943年にジャマイカ労働党(JLP/Jamaica Labor Party)を設立します。

このJLPは、バスタマンテのいとこでありナショナルヒーローでもあるノーマン・マンリーが設立した現与党の人民国家党(PNP/People's National Party)とともにジャマイカの二大政党へと成長しました。
ちなみにバスタマンテ、自身でJLPを設立するまではPNPのメンバーだったそうな。意外。



1944年にはJLPがジャマイカ初の普通選挙で32議席中22議席を獲得し、バスタマンテは非公式のジャマイカ政府指導者に。1953年には新たなの役職が設けられ、1955年PNPに敗れるまでChief Minister(植民地行政長官)を務めます。


1962年再度JLPは第一党となり、同年8月6日の独立をもってバスタマンテはジャマイカ初の首相となりました。


その後1967年に引退、1969年にナショナルヒーローに選出されました。


https://www.flickr.com/photos/28320522@N08/2639522385


うーん、年号ばっかでつまんなかったですね。

語学訓練中にプレゼンを担当したので知識としては知っているのですが、いかんせん興味が薄いもので。やっぱ奴隷解放までの方が断然興味深いです。



身近なバスタマンテ


ジャマイカにはナショナルヒーローの名を冠した物や場所がたくさんあるのですが、個人的に一番身近なバスタマンテがこれ。


Bustaというキャンディーです。



ココナッツとウェットシュガーで作られたジャマイカのキャンディーですが、ともかく固いんです!

バスタマンテの厳格な性格、断固とした態度などから名付けられたみたい。



バスタマンテにちなんでBustaという名前ですが、発音は"ブスタ"に近いかな~。



さて残るは1人、ノーマン・マンリー!

***
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*更新後にアクセス可能となります。


2016年1月20日水曜日

カリブ海で乗馬とかいう貴族の遊び


 
 
これ結構ジャマイカでメジャーなんです!
 
 
 
大体観光地ならやっている所も多いですが、オーチョリオスで体験するならCHUKKA Coveがオススメ。場所はオーチョリオスから15分程、St.Ann'sBayを越えたあたりにあります。


 
 
 
なんともお金持ち感のある遊びですが、実際は炎天下の中で馬に揺られ、結構過酷かも。
海では馬糞に囲まれるので覚悟を!笑
 


2016年1月18日月曜日

マナティの棲む癒しの川、アリゲーターホール

http://www.all-creatures.org/articles/ar-savingManatees.html
 
ジャマイカの在来種、アメリカマナティー。
こちらではWest Indian ManateeやSea Cowと呼ばれています。
 
 
ジャマイカに生息する正確な個体数は把握できていないそうですが、その数はとても少なく保護動物に指定されているそうです。
 
 
 
そんなマナティーに会えるのがこちら
セントエリザベス教区にあるAlligator Hole

 
 

 
アリゲーターホールはマングローブ沿いの川で、ここには3頭のマナティーが棲んでいると言われています。
 
周りには何もなく、街から遠い場所で車通りもないのでとっても静か。
透明な水と湿地がキレイでめちゃめちゃ癒されます。
 
 




入口の船頭さんに交渉し、いざマナティを探しに!

保護区なのでエンジンボートは入れません
 
 
と意気込んで出発しましたが、この日は残念ながら見られませんでした。
 
 
 
というのも、実は昨年、3頭いるうちの人懐っこい1頭が亡くなってしまったそうです。
そのショックもあり残り2頭は人前に姿を現さなくなってしまったみたい。
 
 
マナティ側の事情も知らずズケズケとお邪魔してしまって申し訳ない気持ちになりました。



とってもきれいでオススメの湿地ですが、マナティ達、そーっとしておいてあげたいなぁ。

2016年1月16日土曜日

Rebel Salute 2016


今週末の任地セントアンはRebel Saluteというイベントで盛り上がっております!

http://www.rebelsalutejamaica.com/

トニー・レベルというアーティストが主催しているこのショーは今年で23回目(と聞きました)
毎年彼の誕生日に開催されています。


クリーンな歌詞であることやラスタの文化を大切にしたイベントで、
会場ではアルコール、タバコ、一切禁止。食事もアイタルフードのみ!

もちろん!?ガンジャはOK。
今年大麻の使用が規制緩和されたこともあり、正式に使用許可がアナウンスされたとか。

Rebel Salute given marijuana exemption


イベントは夜中から翌朝8時頃まで!

2016年1月15日金曜日

別!ヤギプロジェクト始動!


 
この度ヤギプロジェクトが始動しました!!
 
2014年頃からヤギヤギ言い続けてヤギ酪農を始めようともがいてきましたが
全くの別件です(笑)
 
先日契約書のサインと諸手続きのレクチャーを受け、
50頭の雌ヤギ、5頭の雄ヤギを含む融資を受けることが正式に決まりました。


このプロジェクト自体も構想から約2年。


配属当初から話を聞いていただけに、始動に立ちあえて嬉しい限りです!

2016年1月13日水曜日

「ウマすぎるジャマイカ!」


https://www.nissin.com/jp/news/4892


1月18日に発売らしい。

激辛スパイシーなジャマイカの国民食 ジャークチキン味



実際のジャークチキンがこちら。
スコッチボネットという世界で4番目に辛いトウガラシが使われているのでスパイシーですが、言うほど辛くないですよ!





やー、こりゃ気になる!!帰国まで売ってますように!!!

2016年1月12日火曜日

最後の大仕事


イベント計画中。

頼りになる姉さんたちです!





首都への引越の直前、1週間がかりのイベントになる予定なので、本当の本当に最後の大仕事になりそう。


今までの協力隊生活を通してジャマイカでのイベントはリスケが基本と心得ていますが、果たしてどうなるやら。開催できると良いなぁ。


私にとっては最後のイベントですが、
配属先にとっては今後毎年開催するイベントの第2回目だけどね!

2016年1月2日土曜日

7人の英雄-Paul Bogle-


明けましておめでとうございます。


この記事を書いているのは12月中旬。旅行のためにリアルタイムで更新していないので、無事に2016年が明けていることを祈ります!!



新年1発目は、しばらく更新が途絶えていたNational Heroの続きから。

"19世紀の反逆者"とも呼ばれるPaul Bogle(ポール・ボーグル)です。




更新の期間が空いてしまいましたが、忘れていたわけじゃないんです!!

ポール・ボーグルは一番好きなナショナル・ヒーローなので、何書こうか迷っているうちに。
しかも結局書くこともまとまりませんでした。。



苦しい生活を強いられた元奴隷

ポール・ボーグルを語る上で欠かせないのが1865年10月11日のMorant Bay Rebellion、通称ジャマイカ事件。

この事件のきっかけとなったのは、1838年に解放された奴隷たちの苦境でした。

解放されたとはいえほとんどの黒人は極貧生活をしていました。
当時選挙に投票するためには高額な費用が必要であり、事実上黒人たちは投票権を持てず、これは白人農業主たちが事実上の奴隷制を維持しているのではないかとさえ言われていました。白人約40万人に対して投票権を持つ黒人は2000人以下だったそう。

そのうちの1人がボーグルでした。



1865年には厳しい干ばつが起こり、解放奴隷たちが育てていた作物や家畜が一掃されてしまいます。彼らは飢えを凌ぐため、生きるために 盗み を働き、しかしこれが見つかり投獄される黒人が多く出ていました。

ボーグルはこの苦境を伝えるためにエリザベス女王へ手紙を書き、当時の総督Governor Eyreに渡しましたが、これは総督により書き換えられてしまい、女王へは届きませんでした。


1865年10月7日にある黒人が農場への不法侵入で収監されたことをきっかけに黒人の怒りが爆発し、彼らは暴徒と化します。


モラントベイの反乱

1865年10月11日
ボーグルは2~300人の黒人を率いて市街に行進し、抗議の意を示します。

しかし非武装の彼らに対して白人警団が砲火し、このとき黒人7名が犠牲になりました。


そのことに怒った黒人たちは暴動を起こし、白人警団18名の命を奪い市を制圧します。
反乱軍はどんどんと増え、2000名にも達していたそうです。


http://senatehouselibrary.ac.uk/2015/10/25/paul-bogle-george-william-gordon-and-the-morant-bay-rebellion-1865/


総督Governor Eyreはモラントベイに政府軍を派遣し、反乱を鎮圧するために無差別に黒人を虐殺していきました。反乱軍以外の市民、女性や子供も関係なかったそうです。


これにより439名が殺され、ボーグルを含む354名が逮捕、処刑されました。
また600名は懲罰処置を受け、ムチ打ちの刑や長期収監されたそうです。

以前の記事で書いたように、ボーグルの盟友George William Gordonはこの時無実の罪で処刑されています。



英国での大論争


モラントベイでの反乱、そして大虐殺のニュースがイギリスに届くと、いくら暴動を鎮圧するとはいえやりすぎではないか、と大論争が巻き起こります。


Eyreの反対派を中心に解放奴隷たちの苦境を調査するための審議会が設立され、また、Eyreは本国に召還され殺人容疑で2度起訴されました。
しかしこの起訴は、擁護派の反発もあり判決には至らなかったそう。


審議会により解放奴隷たちの生活が見直され、学校、病院、道路、鉄道、私立救貧院などの建設が行われました。

さらに植民地議会制が廃止され、ジャマイカは英国直轄植民地となりました。
これにより特権階級による独裁体制は崩れ、そして元奴隷の環境を改善するために新たな総督がイギリス本国からジャマイカへ送られました。


このことからボーグル、ジョージの死が黒人の地位向上に大きく貢献することとなった、とも見られています。


そして彼らの死から100年後の1965年、ボーグルは盟友ジョージと共にナショナルヒーローに選出されました。




***
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*更新後にアクセス可能となります。